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台風19号 東北、引き続き警戒必要

河川の氾濫を警戒して大野田小に避難した近隣住民=12日午後3時55分ごろ、仙台市太白区

 台風19号は13日未明にかけて東北に接近し、広範囲で激しい風雨をもたらした。各地で計5人が転倒するなどして負傷。仙台市が一部で避難指示を出したほか、栗原市や八戸市など各自治体が相次ぎ避難を勧告し、河川の氾濫や土砂災害に警戒を呼び掛けた。
 仙台管区気象台によると、東北で12日午後9時までに観測した最大瞬間風速は、石巻市石巻34.2メートル、福島県猪苗代町34.3メートル。秋田を除く5県で延べ約2万1700戸が停電した。
 宮城県丸森町では上林地区で10戸が孤立。仙台市では80代と70代の男性2人が転倒し、軽いけがをした。
 郡山市で60代男性がビニールハウスから転落。福島県猪苗代町の20代女性が飛んできたトタンで顔にけが。村山市の50代男性がはしごから落ちて骨折した。
 12日午後10時までの24時間降水量は、丸森町筆甫が観測史上最多の507.0ミリ、同じくいわき市山田が224.0ミリを観測するなど各地で記録的豪雨となった。13日午後9時までの24時間雨量は多い所で300ミリに達する見込み。
 記者会見した管区気象台の佐藤芳昭気象防災部長は「雨がいったんやんでも地面が水を含んでおり、しばらくたってから土砂崩れが起きる可能性もある。命を守るための最善の行動を取ってほしい」と述べた。
 台風は13日午前9時に三陸沖を時速65キロで東北東に進むと予想される。同日午後6時には北海道の東側に抜け、温帯低気圧に変わる見通し。


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2019年10月13日日曜日


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