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道路が陥没し20戸孤立 宮城・白石「山から津波来た」

路面がえぐられ川のようになった市道(中央)=13日午前10時ごろ、白石市大鷹沢三沢落合

 台風19号の影響で12日、宮城県白石市大鷹沢三沢の市道庄司合線沿いの川が氾濫し、複数箇所で路面が陥没した。市道を利用して他地区と行き来している落合地区の約20戸は、車はおろか徒歩でも往来が困難になり、孤立状態になっている。
 複数の住民によると、川は12日午後8時〜8時半ごろに一気に増水。川沿いの住宅1階部分が浸水した。川の上流部の斜面が複数箇所崩れ、地区の上流のため池が決壊か越流して土砂が流れ込んだとみられる。
 「家の中を川が流れていた。山から津波が来た」と、木造2階の自宅1階が浸水した会社員の遠藤友三〓さん(73)。窓の外に大量に押し寄せた水に気付き、妻と急いで2階に避難。農作業小屋や倉庫など3棟と車2台が損壊したり、流失したりした。
 自宅脇の市道は大きく損壊。市道と同じくらいだった川幅が倍に広がった。電気や水も止まり「生きているうちにこんな被害に遭うとは」と肩を落とす。
 竹材店を営む菊地光幸さん(58)は自宅が床上浸水し、車2台も水没。「長靴ぐらいの深さだった水があっという間に胸の高さまで来た。こんな経験は初めてだ」とため息をついた。
 断水は落合地区周辺の約130戸に及び、市は給水車を出して対応している。

(注)〓は郎の異体字。


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2019年10月14日月曜日


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