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台風19号 収穫前の畑被害「一帯海のよう」 仙台・七北田川

ネギや白菜などが水浸しになった畑=13日午前11時20分ごろ、仙台市泉区野村

 仙台市泉区野村地区の長命橋付近では13日未明、地区を流れる七北田川が氾濫。一部の住民が近くの小学校に避難し不安な一夜を過ごした。川の近くの農地でも被害が出た。
 同地区では、12日夜から河川の増水による建物浸水などの危険が高まり、周辺住民ら約15人が橋から約500メートル離れた野村小に避難した。住民らは猛烈な風雨の中、体育館の運動用マットの上に横たわるなどして朝を迎えた。
 家族と共に避難した無職若生貴美子さん(82)は「気が休まらず、激しい雨風で家が心配だった」と振り返った。1人で車で避難したという無職後藤暁さん(81)は「床下浸水したが、家が無事で一安心した」と語った。
 地区には農家も多い。あふれた川の水が周辺の畑などに流れ出し、収穫前の白菜やネギなどのほとんどが水浸しになった。畑のあぜ道も土砂で流され、多くの農家が対応に追われた。
 約2アールの畑でネギや里芋などを栽培する若生洋子さん(62)は「早朝に現場を確認したら一帯が海のようだった。流された農作物も多く、畑を元に戻すには、気が遠くなる」と落胆。別の農業男性(77)も「水や土砂をかぶった野菜は多かった。道具も流され、作業が進まない」とこぼした。


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2019年10月14日月曜日


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