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被災者を寒さ直撃 宮城県内21地点で今季の最低気温更新

底冷えする体育館で、毛布を掛けて寒さをしのぐ避難者=16日午前8時55分ごろ、宮城県大郷町のフラップ大郷21

 宮城県内は16日、高気圧に覆われ全域で晴れとなったが、放射冷却のため明け方から冷え込み、22の観測地点中21で今季の最低気温を更新した。台風19号の被災地では、底冷えがする体育館などに身を寄せた被災者が、毛布にくるまりながら眠れぬ夜を過ごした。仙台管区気象台は17日も冷え込むとして、体調管理に注意するよう呼び掛けている。
 各地の最低気温は丸森と宮城県大崎市鹿島台で5.4度、石巻5.8度、登米市米山2.9度など。平年より2.4〜6.1度低く、10月下旬から11月中旬並みとなった。
 県内では15日午後1時現在、7市町計25カ所の避難所に少なくとも92世帯696人が身を寄せている。
 吉田川が氾濫した大郷町では、約35世帯100人が町内のスポーツ施設「フラップ大郷21」に避難。マットを重ねて敷き、ストーブ10台を用意して寒さをしのいだ。
 赤間よね子さん(76)は「寒いのでカイロを貼り、たくさん着込んだ。でも家のことを考えるとよく眠れないし、食欲もあまりない。風邪をひいてせき込んでいる人もいて心配だ」と話した。町はさらにストーブを増やし、マスクを配布するという。
 町内全域で大規模な浸水に見舞われた丸森町の丸森小には約60人が避難している。近くの旅館が提供してくれた布団を横にして3人で寝ているという佐久間昭子さん(77)は「脚がはみ出す部分に毛布を敷いているが、やっぱり冷える。自宅に戻れる見通しが立っていないので、これからの寒さが心配だ」と不安そうに話した。
 東北地方の太平洋側は19日ごろ、低気圧の影響で雨が降る見込み。大雨になる可能性もあり、気象台は「台風で地盤が緩んでいる所は、少しの雨でも災害の危険がある」と警戒を呼び掛けている。


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2019年10月16日水曜日


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