広域のニュース

台風19号被害拡大 福島25人、宮城13人、岩手2人が犠牲 救助活動続く

土石流が発生した現場で捜索する警察官。中腹にあった住宅は基礎以外、流失した=15日午後3時10分ごろ、宮城県丸森町子安地区
浸水した家財やがれきで道の両端が埋まった住宅街=15日午前9時15分ごろ、宮城県大郷町粕川

 12日から13日にかけて東日本を縦断した台風19号による猛烈な雨の影響で、岩手、宮城、福島3県の人的被害は15日、河北新報社の集計で死者が計40人、行方不明者が10人前後に上っている。東北の洪水による住宅地などへの浸水は一部で解消しつつあるが、ライフラインの復旧が遅れている地域もある。警察や消防による救助・捜索活動は続き、住民らは土砂や被災した家財の撤去作業に追われた。

 東北の死者は岩手2人、宮城13人(15日午後9時現在)、福島25人(同午前8時現在)の計40人。福島は福島県いわき市内で救助作業中に東京消防庁のヘリコプターから落下した女性1人を含む。
 宮城県大崎市鹿島台地区では宮城県大郷町で吉田川が決壊した影響で、下流域にある185世帯が水没したことが新たに判明。自衛隊や消防などが住宅に取り残された約50人を救出した。
 宮城県丸森町の廻倉(まわりぐら)地区(11戸)では住宅1棟が土石流にのみ込まれ、90代、70代の女性ら4人が行方不明になっているという。
 東北地方整備局によると、阿武隈川が氾濫した丸森町中心部の浸水は15日午前7時までに解消。町役場や町国民健康保険丸森病院の孤立状態も解消された。
 福島では、福島県郡山市などを通るJR水郡線の複数箇所で、橋の流失や傾斜などが確認された。復旧に長期間を要する見通しで、運転再開のめどは立っていない。
 岩手では、三陸鉄道が複数区間で運休している。県内の停電は解消されたが、15日午後2時現在、約1700戸で断水している。
 東北電力によると、東北6県で最大約11万9000戸に上った停電は99%が復旧。15日午後10時現在、宮城、福島両県の計約740戸の復旧を急いでいる。


関連ページ: 広域 社会

2019年10月16日水曜日


先頭に戻る