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仙台・宮城野区役所の停電続く エレベーター停止「窓口業務は通常通り」

停電を受け、1階ロビーに設けられた介護保険課などの臨時窓口

 仙台市宮城野区五輪2丁目の宮城野区役所は、台風19号の影響で地下の電気設備が水没し、全館停電が続く。大型発電機を稼働させて一部照明などは確保したが、3基あるエレベーターや住民票の自動交付機などは使えない。いまだ復旧の見通しは立たず、区は1階ロビーに2階にある部署の臨時窓口を開設し、来庁者の負担軽減に努めている。
 区総務課によると、6階建て庁舎の浸水は12日夜に始まり、電気設備があった地下2階は天井まで水没。13日未明に全館停電に陥った。6台の発電機を稼働させ、窓口のある1、2階の照明を辛うじて確保し、各種申請や相談業務は15日から通常通りに行っている。
 だが、発電機の電力量に限りがあり、エレベーターや自動交付機、市民利用施設予約システムの端末を稼働できない。3〜6階は照明を最低限度に抑え、夜は投光器で補うなど苦肉の策も続く。6階の食堂は休止を余儀なくされている。
 区は来庁者が階段を使う負担を減らそうと、1階に長机といすを用意し、市民利用の多い家庭健康課、障害高齢課、介護保険課の臨時窓口を設置した。16日にあった乳児の結核予防接種は、会場を6階ホールから3階健康教育室に移した。
 障害高齢課の窓口を16日に訪れた区内の70代女性は足が悪く、つえを突いて歩く。「階段は上れないので諦めて帰ろうかと思ったが、1階に臨時窓口があり助かった」と安心していた。
 18日に告示される宮城県議選(27日投開票)では、区選管が期日前投票所を区役所ではなく、隣接する区文化センターに開設する方向で最終調整している。
 電気設備の復旧には相当な時間を要するとみられる。区は電力量の多い発電機の投入も含め、対応策を検討している。門馬正樹総務課長は「市民には不便を強いるが、窓口業務は通常通り行っており、遠慮せずに利用してほしい」と話す。


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2019年10月17日木曜日


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