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冷え込みが台風19号の避難所直撃 宮城県内被災者、避難生活の長期化に募る不安

支援物資のマットレスに毛布を敷き、寒さをしのぐ避難者=16日午前10時ごろ、宮城県丸森町の丸森小

 宮城県内は16日、高気圧に覆われ全域で晴れた。一方、放射冷却のため明け方から冷え込み、22の観測地点のうち21地点で今季の最低気温を更新した。台風19号の被災地では、避難者が底冷えする体育館などで毛布にくるまりながら眠れぬ夜を過ごした。
 仙台管区気象台によると、17日も冷え込む見通し。東北地方は18日から南部で雨となり、19日は広い範囲で大雨の可能性がある。気象台は「地盤が緩んでおり、少しの雨でも災害の危険がある」と、台風の被災地に早めの備えを呼び掛けている。
 宮城県内各地の最低気温は丸森と大崎市鹿島台で5.4度、石巻5.8度、登米市米山2.9度など。平年より2.4〜6.1度低く、10月下旬から11月中旬並みとなった。
 県内では16日午後1時現在、6市町計20カ所の避難所に少なくとも162世帯、734人が身を寄せている。
 吉田川が氾濫した大郷町では、粕川地区の約35世帯100人が町内のスポーツ施設「フラップ大郷21」に避難。赤間よね子さん(76)は「カイロを貼り、たくさん着込んだ。家のことを考えるとよく眠れない。食欲もあまりない」と話した。ストーブは10台あるが、町はさらに増やすという。
 町内全域で大規模な浸水に見舞われた丸森町の丸森小には約60人が避難している。遠藤次男さん(76)は「昨夜は避難してから一番冷えた。自宅再建の見通しも立たず、このままでは参ってしまう」と、長期化しそうな避難生活への不安を口にした。
 近くの旅館が提供してくれた布団に3人で寝ているという同町の佐久間昭子さん(77)も「布団を横に敷き、脚がはみ出す部分に毛布を敷いているが、やっぱり冷える。これからの寒さが心配だ」と打ち明けた。


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2019年10月17日木曜日


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