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台風19号、東北の死者45人に 宮城16人、福島27人

 台風19号による猛烈な雨の影響で、岩手、宮城、福島3県の人的被害は16日、河北新報社の集計で死者が計45人となった。約10人が行方不明となっている。被災した自治体で警察や消防などによる行方不明者の捜索が続き、浸水が解消した地域では家屋などの復旧作業が本格化した。今後、気温の低下や天候悪化が見込まれ、被災した住民の間からは避難の長期化を懸念する声が上がっている。
 東北の死者は岩手2人、宮城16人(16日午後5時現在)、福島27人(同午後1時現在)。福島は、いわき市内で救助作業中に東京消防庁のヘリコプターから落下した女性1人を含む。
 共同通信の集計では、全国12都県で計77人が死亡した(16日午後8時現在)。
 河川の氾濫などにより浸水した世帯は最新の集計で、東北6県で床上計約2100棟、床下計約1600棟となった。最も被害世帯の多い宮城県では床上浸水が1000棟を超えた。
 避難者は全国で4000人以上で、東北では福島、宮城両県を中心に計約2500人に上るとみられる。
 福島県は被災者を対象に、一般県営住宅と東日本大震災の被災者向け復興公営住宅計約400戸を無償提供する方針を決めた。提供期間は原則3カ月で、今月中に受け付けを始める。
 岩手では、少なくとも農林水産関係の被害が総額約4億1700万円、公共土木施設の被害が総額約175億4400万円に上ることが明らかになった。
 東北電力によると、16日午後6時現在、宮城県内は丸森町の約480戸、福島県内は4市町で計約30戸で停電が続いている。


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2019年10月17日木曜日


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