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被災家屋の修繕巡る悪徳業者に注意を 宮城県警が警戒

警察官(右)らが避難者に注意を呼び掛けた

◎丸森の避難所で呼び掛け

 宮城県警は17日、台風19号で被災した丸森町民が避難する同町の丸森まちづくりセンターで、台風被害に便乗した悪徳商法への注意を促すビラを避難者に配った。
 生活安全企画課の警察官らが避難者にビラを手渡し、住宅の点検や工事などと称し必要以上に代金を請求する業者への警戒を呼び掛けた。
 無職宍戸悦子さん(81)は「自宅に帰った時に、修理などの怪しい話には気を付けたい」と話した。
 同センターでは、自宅が床上浸水するなどした住民約75人が避難生活を送っている。

◎高額費用請求や空き巣も

 台風19号による被災に便乗した悪徳商法や詐欺の被害発生を、県警が警戒している。17日現在、県内で該当する被害報告はないが、過去に全国で台風や豪雨による自然災害が発生した後、被災家屋の修繕を巡る犯罪が多発した。県警は「被災者が自宅に戻り始める時期こそ気を付けてほしい」と注意を呼び掛けている。
 県警によると、9月に台風15号が直撃した千葉県では、業者が被災家屋に押し掛けブルーシートなどで屋根を養生し、高額な費用を請求する事案があった。
 他の自然災害後にも、市町村の無料家屋調査を装い工事契約の締結を求めたり、家屋の工事で費用を渡した後に業者が音信不通になったりする詐欺が発生。空き巣被害も起こる傾向があるという。
 県警は台風19号の被害発生後、角田市や丸森町などの避難所で注意を促すビラを配布。スマートフォンなどに犯罪発生情報を発信する「みやぎセキュリティメール」でも警戒を促している。県警生活安全企画課の赤間博之管理官は「自宅を訪問する業者が全て悪質ではないが、修繕契約の話を持ち掛けられたら、落ち着いて判断することが大切だ」と話す。


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2019年10月18日金曜日


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