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台風19号 東北の浸水被害5600棟、土木関連は3県で600億円超

広範囲の水没被害で復旧のめどが立たない宮城県大崎市鹿島台大迫の志田谷地地区=17日午後3時30分ごろ

 台風19号による東北の被害は17日、浸水世帯が床上、床下ともに計約2800棟に上った。河川や道路など土木関連の被害額は判明分だけで岩手、宮城、福島の3県で計約600億円に上る見通し。全容は解明されておらず、被害の規模はさらに広がるとみられる。鉄道は複数路線で部分運休が続き、停電も一部で解消されていない。
 東北の人的被害は河北新報社の集計で死者が計45人、行方不明者が計6人。死者の県別の内訳は岩手2人、宮城16人(17日午後8時現在)、福島27人(同午後1時現在)。福島は、いわき市内で救助作業中に東京消防庁のヘリコプターから落下した女性1人を含む。
 共同通信の17日午後8時現在の集計では、全国12都県で計77人が死亡した。
 避難者は全国13都県で計4000人以上で、東北では福島、宮城両県を中心に計約2500人に上る。
 浸水した世帯は最新の集計で、宮城、福島両県で床上、床下ともに1000棟を超えた。
 東北の土木関係の被害は最も多い福島で少なくとも約268億円。岩手は約182億円、宮城は146億円。農林水産関係の被害は岩手、宮城、福島の3県で100億円を超える見通し。福島の被害額が最も多く、約61億円に上る。
 JR東日本によると、福島県内を中心に東北、磐越東、水郡各線が一部区間で運休している。三陸鉄道も盛−釜石、宮古−田老を除き運休が続く。
 東北電力によると、17日午後6時現在、宮城県の約290戸、福島県の約30戸で停電している。


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2019年10月18日金曜日


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