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刑務所贈収賄初公判 検察側、元刑務官に懲役3年求刑

 宮城刑務所(仙台市若林区)の刑務官と受刑者らによる贈収賄事件で、収賄罪に問われた元刑務官藤田晋悟(32)=宮城野区萩野町4丁目=と贈賄罪に問われた桜井景三(58)=服役中=両被告の初公判が18日、仙台地裁であり、検察側は藤田被告に懲役3年、追徴金198万円、桜井被告に懲役2年6月を求刑。藤田被告側は執行猶予付き判決を、桜井被告側は情状酌量を求め結審した。判決は11月26日。
 冒頭陳述で検察側は、2人が「頻繁に私語を交わす間柄だった」と指摘。巡回中の藤田被告が桜井被告に多額の借金があることを話すと、桜井被告が甘い菓子を食べたり外部と連絡を取ったりしたい旨を伝えたという。
 被告人質問で桜井被告は「独居房に10年収容されて話し相手もおらず、渇望感でいっぱいだった。今まで食べなかった甘い物も体が欲しがった」と述べた。
 藤田被告は「借金を返したかった。刑務官の立場を無視し、許されないことをした」と謝罪。他の受刑者や職員の個人情報を桜井被告に教えたことを認めた。
 論告で検察側は「刑務官の職務の公正への信頼を損なった」と指摘した。
 起訴状などによると、藤田被告は昨年9月〜今年2月、桜井被告に菓子や会社の資料などを渡すなど便宜を図った見返りなどと知りながら、複数の第三者を介し現金計約198万円を受け取ったとされる。


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2019年10月19日土曜日


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