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丸森町中心部の直売所再開「町民の役に立ちたい」

営業再開した八雄館で、棚の野菜をそろえる安保さん=17日午後1時25分ごろ、丸森町町東

 台風19号の被害を受けた宮城県丸森町中心部で、直売所「丸森物産いちば 八雄館」が営業を再開した。商品の入荷量は十分ではなく、断水も続くが、「少しでも町の人たちの役に立ちたい」と再出発に踏み切った。
 再開した17日、明かりがともった館内にはピーマンや柿、コシヒカリ、菓子などが並んだ。高齢の客が「野菜を買えてよかった」と喜び、子どもがはしゃぐ。
 丸森町で生まれ育った安保和子店長(63)の表情が和らいだ。「まずは、5人でも10人でも利用していただければうれしい」
 2011年のオープン当初は直売所の存在を知ってもらうのに必死だった。早朝、近くの道路にのぼり旗を立て、通勤者らにアピールした。
 地元の新鮮な野菜やコメ、特産品の蜂蜜など多彩な品目を取り扱い、次第に評判を高めた。出荷する生産者は約40人から約200人に増え、平日でも町内外から200〜300人の客が訪れるようになった。
 今回の台風で、八雄館の建物は浸水を免れた。しかし、複数のスタッフが自宅の床上浸水や車の水没などの被害に遭った。土砂災害の犠牲になった生産者もいる。
 安保さんは「とてもショック」と明かす。それでも「町のみんなが一生懸命、復旧や生活再建を目指している。スタッフや生産者と力を合わせたい」と話す。当面の営業時間は午前9時半〜午後2時の予定。


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2019年10月19日土曜日


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