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阿武隈川浸水ほぼ解消 大崎・吉田川では排水続く

 東北地方整備局は18日、台風19号による増水で発生した宮城、福島両県の阿武隈川流域の浸水が、おおむね解消したと発表した。整備局は、大崎市の吉田川流域での排水作業を進めている。
 整備局によると、18日早朝に角田市江尻地区での排水作業が完了した。同地区では農業用の排水機場が浸水で止まり、排水ポンプ車3台を投入していた。
 宮城県内では岩沼市、亘理町などで自然排水が進み、角田市での作業完了によって阿武隈川下流域での浸水がほぼなくなった。福島県内の上流域の浸水は17日までにほぼ解消された。
 宮城県の吉田川流域では、大崎市鹿島台地区の約1200ヘクタールが浸水したままになっており、整備局はポンプ車約20台を現地で稼働させ、数日中の浸水解消を目指している。
 整備局の調査によると、13日時点の浸水面積は、阿武隈川上流域で約3400ヘクタール、同下流域で約9200ヘクタール、吉田川流域で約5700ヘクタール。同局はまた、堤防が決壊した宮城県大郷町粕川の吉田川、須賀川市浜尾の阿武隈川で、決壊箇所の仮設堤防の盛り土が完了したと発表した。
 河北新報社が18日に集計した台風19号の東北の被害は、岩手、宮城、福島の3県で死者が計47人、浸水した家屋は床上、床下合わせて計約7500棟となった。
 死者の県別の内訳は岩手2人、宮城16人(18日午後8時現在)、福島29人(同午後1時現在)。福島は、いわき市内で救助作業中に東京消防庁のヘリコプターから落下した女性1人を含む。行方不明者は計5人。
 浸水した家屋は宮城が約4000棟、福島が約2400棟、岩手が約1100棟に膨らんだ。
 東北電力によると、18日午後6時現在、宮城県の約220戸、福島県の約30戸で停電している。


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2019年10月19日土曜日


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