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福島・郡山の3小学校浸水被害 近隣校へ分散、23日再開 電気や水道使えず、教室や給食室に泥水

1年生の教室で浸水した床を高圧洗浄する業者=18日午前11時30分ごろ、郡山市赤木小

 台風19号で、福島県内の公立学校も甚大な被害を受けた。郡山市では阿武隈川などの氾濫によって小泉小(児童52人)、永盛小(298人)、赤木小(279人)の3校が浸水し、復旧のめどは立っていない。市教委は「校舎の使用再開には月単位の時間を要する」と判断。3校の近隣の小中学校計10校の空き教室を使って、23日に授業を再開する方針だ。
 校舎1階が1.6メートルほどの高さまで浸水した赤木小では18日、市教委の委託業者が後片付けに追われていた。
 受電設備も水没し、電気系統は遮断されたまま。ポンプを使えず、水も出ない。教室の時計のほとんどが電気で動いており、0時42分を指して止まっている。13日午前0時40分ごろに浸水したとみられる。
 三浦康夫教頭は「13日朝は池のようだった。水が引くと、中は足の踏み場もないほどぐちゃぐちゃになっていた」と振り返る。
 1階には1学年や特別支援学級の教室のほか、職員室や校長室、給食室などがある。まずは個人情報などが記載されている文書を運び出し、1学年の教室から順に片付けている。
 校舎内は至る所に泥や水が残り、給食室は流し台に泥水がたまっている。大きな本棚が押し流されて机の上に横たわったり、掃除用具のロッカーが倒れていたりしている。
 校庭には運び出された机や棚などが山積みに。子どもたちの鍵盤ハーモニカや道具箱なども泥だらけで処分せざるを得ないという。
 三浦教頭は「できることなら取っておいてあげたかった。今後新しくそろえてもらう上で、できるだけ保護者に負担の少ない方向で考えたい」と話した。
(岩崎かおり)


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2019年10月20日日曜日


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