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台風19号の死者、60歳以上8割 自宅浸水で犠牲多く 岩手・宮城・福島

 記録的な大雨と洪水に見舞われた台風19号の襲来から1週間が過ぎた。岩手、宮城、福島3県の死者48人について、年齢や身元が確認できた45人のうち60歳以上が35人と約8割を占めることが19日、河北新報社の集計で分かった。70歳以上は22人とほぼ半数に達した。

 3県では12日夜から13日朝にかけて河川の氾濫が相次いだ。浸水した自宅で亡くなった人が多く、自力での避難が難しい高齢者の犠牲が浮き彫りとなった。
 河北新報社の集計(19日現在)によると、東北の死者は福島30人、宮城16人、岩手2人。年齢などが判明した45人のうち7歳と10歳の小学生2人、20〜50代8人、60〜70代24人、80代以上は100歳2人を含め11人いた。男性は29人、女性は16人。
 死亡時の状況別では、浸水したり土砂崩れで倒壊したりした自宅で発見されたのは19人。このうち70歳以上が14人と7割強に上った。平屋の自宅が浸水したり、自宅2階に避難できなかったりした高齢者が大半を占めた。13日に東京消防庁のヘリコプターから落下し、亡くなったいわき市の女性(77)も、浸水で孤立した住宅から救助中だった。
 夜間に自宅や職場に向かう途中で河川に転落し、車ごと流されるなど移動中に亡くなったとみられる人は10人いた。
 19日現在、東北の行方不明者は宮城県丸森町3人、福島県川内村1人の計4人。仙台市で見つかった2遺体のうち1人、宮城県丸森町で見つかった7遺体のうち2人の身元確認を急いでいる。


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2019年10月20日日曜日


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