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台風19号 東北なお2626人避難 激しい雨、再び避難も

台風19号の襲来後、初めてまとまった雨が降った被災地=19日午前10時ごろ、宮城県丸森町山崎

 東日本の広い範囲に甚大な被害をもたらした台風19号の影響などで岩手、宮城、福島3県の避難者は19日現在、河北新報社の集計で17市町村の2626人に上る。被災地は18日以降、前線を伴う低気圧の影響で激しい雨に見舞われ、再び避難所に身を寄せた住民も多い。避難の長期化が懸念され、被災者たちは疲労の色を濃くしている。
 各県によると、19日午後1時現在の避難者は岩手が3市町に254人、宮城が5市町に640人、福島が9市町村に1732人。
 市町村別では郡山市の554人が最多。いわき市の426人、本宮市の338人が続き、福島の被害の深刻さが浮き彫りとなった。
 宮城は丸森町261人、大崎市162人、角田市125人など浸水被害が大きい地域で避難者が多い。岩手で避難者がいるのは宮古、久慈、山田の3市町。大雨に備え、前日の10人から急増した。
 内閣府によると、全国で12都県の4646人が避難所での生活を余儀なくされている。
 東北の死者は福島で1人増え48人となった。内訳は岩手2人、宮城16人、福島30人。宮城で3人、福島で1人が依然行方不明となっている。共同通信の集計では、全国の死者は12都県の79人で、行方不明者は10人とみられる。
 東北電力によると19日午後4時現在、宮城県内の約120戸、福島県内の約30戸で停電が続く。
 福島県は19日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の避難者向けに整備した応急仮設住宅のうち空き家の1390戸を、郡山やいわきなど7市に提供することを決めた。JR東日本は21日から、不通が続く東北線新白河−安積永盛、本宮−松川間で代行バスを運転する。


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2019年10月20日日曜日


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