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被害に負けず笑顔の登校 宮城・福島で多くの学校再開

授業が再開し、児童がスクールバスで元気に登校した=21日午前7時50分ごろ、宮城県大郷町の大郷小

 台風19号の影響で休校が続いていた宮城、福島両県の小中学校の多くが21日、授業を再開した。子どもたちは再会を喜び合い、学びやに元気な声が戻った。甚大な被害を受けた宮城県丸森町の小中学校全9校は23日に再開する。
 吉田川の決壊で深刻な被害を受けた宮城県大郷町の大郷中では21日、生徒が自転車、スクールバスなどで登校した。臨時の全校集会で台風の犠牲者に黙とうをささげた。
 佐々木敦子校長は「本当に恐ろしい被害だったが無事で幸いだった。中学生の笑顔が家族を元気にする」と励ました。
 同校によると、生徒8人が避難所から通っているほか、10人の自宅が崖崩れなどで被災した。生活用品を失い、卒業生から寄付された制服を着て登校した生徒もいたという。
 町内では同日、大郷小も授業を再開した。スクールバスで登校した児童たちは、バスから降りるとランドセルを揺らして校庭を駆けだした。
 いわき市では、休校していた小中学校25校のうち24校が授業を再開した。校庭が冠水した平二小では全校集会が開かれ、後藤幸一校長が「一人で我慢して頑張らず周囲の人に相談してください。きっと助けてくれます」と語り掛けた。
 全校児童約400人の約1割の自宅が床上浸水被害に遭った。教科書を流されたり、避難先から登校したりした児童もいた。自宅が被災し、祖母の家から登校した6年吉田巧歩(こあ)君(12)は「学校はやっぱり楽しい。みんなと話をして気持ちが少し落ち着いた」と話した。
 同市では浸水被害が大きかった地域にある平四小も23日に授業を再開する。福島県内ではこのほか、被害が大きい地域にある郡山市内の小学校3校も23日に再開する。


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2019年10月22日火曜日


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