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避難長期化でテント活躍 プライバシー確保し環境改善

大阪府田尻町から提供され、避難所に設営されたテント=21日

 台風19号によって吉田川が決壊し、住宅地の排水作業が続く宮城県大崎市鹿島台の避難所で、長期化に備えた支援物資が続々と搬入されている。特に避難者のプライバシーが確保されるテントと、寝心地に配慮した段ボールベッドが重宝されている。
 21日正午現在、66世帯191人が身を寄せる旧鹿島台二小。大崎市と災害時相互応援協定を結ぶ大阪府田尻町から19日、避難所用テント150張りが届き、体育館で30張りが早速活用された。
 1張りは4人用で一定のプライバシーが確保される上、上部が開いて中にいる人の安否が確認しやすい。
 家族2世帯で避難するパート従業員の加藤浩美さん(46)は「これまでトイレを使っていたちょっとした着替えが、テント内で済むようになった。女性はとても助かる」と喜ぶ。
 支援物資の段ボールベッドも田尻町などから提供された。並べた六つの箱の上にマットを敷いて使う。多くの避難者が取り入れ、市の担当者は「特に足腰の弱い高齢者のストレス緩和につながっているようだ」と語る。
 家族2世帯9人で避難を続ける主婦鈴木真知子さん(37)は「自宅の後片付けはまだ手付かずの状態。長引きそうな避難生活の環境改善はありがたい」と話した。
 大阪府田尻町は1991年、旧田尻町(現大崎市)と同じ町名の縁で友好都市協定を締結。2013年には大崎市と災害時の相互応援協定を結んだ。
 18年9月、関西地方が大きな被害を受けた台風21号では、田尻町で住宅の瓦屋根が破損する被害が続出し、大崎市はブルーシート500枚を提供した。


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2019年10月22日火曜日


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