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友達と笑顔の登校 宮城・丸森の小中高再開

再開した丸森小に登校する子どもたち=23日午前8時35分ごろ、宮城県丸森町(写真の一部を加工しています)

 台風19号で甚大な被害を受けた宮城県丸森町で23日、休校していた公立小中高校10校が再開した。断水が続き、体育館が避難所となっている学校もある中、子どもたちは友達や先生との久しぶりの再会を喜んだ。
 町中心部の丸森小(児童178人)では、午前7時ごろから子どもたちが続々と登校。6年の清水理奈さん(12)は「友達と会えるのを楽しみにしていた。みんないつも通りで落ち着く」とほっとした表情を見せた。
 同校では、校舎1階が浸水した金山小(児童28人)が教室を借りて再開したほか、道路が寸断され、筆甫小に通えない児童3人も受け入れた。
 丸森小は現在も体育館が避難所になっており、断水が続く。校庭には児童・教師用の仮設トイレが設置された。担任がホームルームで児童の被災状況を確認したり、仮設トイレの使い方などを説明したりした。
 丸森小では約60人、金山小では10人の児童が床上浸水などの被害を受けた。丸森小の児童7人が避難所から通学している。学校側はこれまで月数回だったスクールカウンセラーの来校を増やし、心のケアに力を入れる予定。
 丸森小の菊地禎広校長は「ヘリコプターで救助された児童もいる。スクールカウンセラーと連携し、担任を中心に児童に寄り添いたい」と話した。
 町内唯一の中学校、丸森中(生徒273人)も同日再開した。松崎隆校長が全校集会で「ボランティアをする生徒もいて誇らしかった。被災を機に困難に立ち向かう力や他人を思いやる気持ちを高めよう」と呼び掛けた。
 その後、応援団の掛け声に合わせ、全校生徒が「フレーフレー丸森」と、甚大な被害を受けた町に大きな声でエールを送った。


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2019年10月23日水曜日


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