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大崎・鹿島台の志田谷地 台風19号被害の片付け本格化「家の物使えぬ」

汚れた家財を洗う住民たち

 台風19号による吉田川の決壊で水没した大崎市鹿島台の志田谷地地区で23日、家屋周辺の浸水が解消した。排水が遅れていた同地区の東側では、浸水被害を受けた家屋の片付けがようやく本格化した。
 住民などによると、22日は同地区の東側の水がだいぶ引き、歩いて入れるようになったという。被災家屋の周辺には水に漬かった家具や家電が積まれ、稲刈り後の田んぼから流れた稲わらが散乱していた。災害ごみを回収したトラックが盛んに行き交っていた。
 会社員の斎藤正文さん(60)は、自宅が2メートル近く浸水し、泥水で汚れた室内を掃除していた。「家の中の物は水に漬かってほとんど使えない。床板が乾くまでしばらく時間がかかるだろう」とため息をついた。
 復旧を後押しするボランティアの姿もあった。地元鹿島台中の1、3年生約160人がグループに分かれ、被災家屋の片付けを手伝った。1年小野寺斗磨さん(12)は「泥の量がひどかった。自分ができることは頑張ったが、もう少し協力したかった」と話した。
 生徒たちに水で重くなった畳を搬出してもらった無職清野計一さん(85)は「家の片付けを始めて数日たつが、初めてボランティアの力を借りた。本当に助かった」と感謝した。
(佐々木智也)


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2019年10月24日木曜日


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