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台風19号で吉田川決壊 大崎の浸水ほぼ解消 宮城の小中高全て再開

学校が再開し、教室に生徒たちの笑顔が戻った丸森中=23日午前10時ごろ、宮城県丸森町

 台風19号で甚大な被害を受けた東北の被災地では23日、決壊や氾濫が起きた大崎市鹿島台の吉田川流域で住宅の浸水状態がおおむね解消した。三陸沿岸道は25日に全線通行が可能になる見通し。休校していた宮城の公立小中高校は全てで授業を再開し、岩手と福島も24日に休校が解消される。
 東北地方整備局によると、浸水域が解消したのは大崎市鹿島台志田谷地地区の住宅地。吉田川流域の浸水面積は最大で約5700ヘクタール、浸水深は1.5メートル以上あったとみられる。23日午前10時時点で、鹿島台深谷、鹿島台大迫の両地区の農地など約60ヘクタールが浸水している。24日中の排水完了を見込む。
 仙台河川国道事務所は23日、三陸道歌津(宮城県南三陸町)−小泉海岸インターチェンジ(気仙沼市)間の下り線の通行止めを25日正午に解除すると発表した。
 23日に授業を再開した公立学校は、岩手の小学校1校、宮城の小中高計10校、福島の小学校3校と高校1校。休校が続く宮古恵風支援学校(宮古市)と相馬東高(相馬市)は24日に再開し、3県の学校の休校が解消される予定。
 福島県は23日、体育館などに避難中の高齢者や障害者、乳幼児とその家族を対象に、県内の旅館やホテルへの2次避難を実施すると発表した。長期の避難生活による健康状態の悪化を防ぐ。24日に受け付けを始め、25日以降に各施設で受け入れる。期間は1週間で、避難者の費用負担はない。
 東北の死者は51人で、内訳は宮城19人、岩手2人、福島30人。行方不明者は宮城が1人増え2人となった。福島は1人のまま。全国は共同通信の集計で死者が13都県の84人、不明者は10人とみられる。
 各省庁によると、避難所に身を寄せている住民は3978人。断水は4万2202戸。住宅被害は全半壊が14都県2377棟、一部損壊が28都道府県3475棟。床上浸水が16都県2万9392棟など。土砂災害は20都県で550件が確認され、堤防の決壊は7県の71河川139カ所。
 東北電力によると23日午後7時現在、停電は宮城78戸、福島21戸。


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2019年10月24日木曜日


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