福島のニュース

須賀川地方広域消防本部庁舎が2時間電源喪失 台風19号による浸水で

浸水した消防本部庁舎(左)と車庫=13日午前5時50分ごろ(須賀川地方広域消防組合提供)

 須賀川地方広域消防組合は23日、台風19号による増水で福島県須賀川市丸田町の消防本部庁舎が浸水し、13日未明に約2時間にわたり外部からの電源が喪失状態にあったことを明らかにした。
 消防組合によると、阿武隈川支流の釈迦堂川の増水による内水氾濫で13日午前0時ごろ、敷地内に水が流れ込んだ。同日午前1時ごろには1階の床上69センチまで浸水し、停電した。
 庁舎1階にある非常用自家発電機が稼働したが、こちらも冠水によって15分ほどで停止した。その後、蓄電式の予備電源を使用することでパソコンなどは動いていたが、約1時間後に全電源を失った。2時間ほどたった同日早朝、電源供給車が到着したという。
 2階の蓄電式の非常用バッテリーが稼働していたため119番の受理、通話は可能だった。通常は1日当たり30件のところ浸水被害が発生した13日には200件の通報があり、隊員たちは懐中電灯で地図を照らしながら対応した。
 庁舎は市のハザードマップの浸水区域外だった。消防組合は今後、非常用発電機の設置場所変更など対策を講じる。組合は須賀川と周辺の1市4町3村で組織する。
 記者会見した水野弘美消防長は「想定外の被害だった。停電時も遅れなく対応できたと考えている。庁舎の移転なども含め、構成市町村の意見を聞きながら検討したい」と話した。


関連ページ: 福島 社会

2019年10月24日木曜日


先頭に戻る