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宮城・丸森の地域商社「GM7」 復興へ7新事業発表

泥にまみれたブランド米「いざ初陣」を手に、被災した本社で会見する斉藤社長

 台風19号で被災した宮城県丸森町の地域商社「GM7」は24日、自社と地域の復興に向けて、農業や観光を柱とした七つの新事業「7本の矢」を発表した。同町のブランド米「いざ初陣」を生かした商品などの販路拡大に加え、防災商品の開発、先端技術による農業の効率化に取り組む。
 台風19号でGM7の本社建物も被災した経験から、アルファ米でおにぎりを作るキットを訪日外国人旅行者(インバウンド)向けに開発する。町の水をブランド化し、広く販売するアイデアも披露した。
 農業再生事業では、ドローン導入などによる作業効率化に加え、水耕栽培と水産養殖を組み合わせた技術「アクアポニックス」の実践、県内外の就農希望者の受け入れに取り組む。
 ほかにも、GM7が運営し25日に営業再開するジェラート店や、地元食材を使ったタピオカ店を通じて、町のにぎわい創出を図る。
 同社は2018年4月設立。今回の被害総額は1000万円を超える。本社建物が約1メートル浸水し、販売を手掛ける「いざ初陣」の新米を含むコメ1トン以上、クラフトビール約2000本が泥水に漬かった。連携する17農家も軒並み被災したという。
 新事業の総予算は3000万円以上を見込む。記者会見した斉藤良太社長(37)は「丸森町に立ち上げてもらった会社。クラウドファンディングなどを活用して資金調達を図りながら、町の復興と自社の再生を図りたい」と力強く語った。


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2019年10月25日金曜日


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