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営業再開見据え片付け 浸水のイノシシ料理店 宮城・丸森

床上浸水で調理場や座敷が水に漬かった「いのしし料理 金八寿司」=22日午前10時ごろ、宮城県丸森町千刈場

 台風19号による豪雨で、宮城県丸森町千刈場の砂沢(いさざわ)秀子さん(73)が夫の守さん(76)と共に営む飲食店「いのしし料理 金八寿司」が約1メートルの床上浸水被害に遭った。離れて暮らす息子や娘が集まり、一家は総出で片付けに追われる。見通しは立たないものの、「やめるわけにいかない」と営業再開を見据える。
 「夫と2人、無一文で店を始めた。たくさん思い出がある」。22日、秀子さんが店内で、浸水で汚れたすしおけや家族写真を乾かしていた。
 被災後は随時、県内で別々に暮らす長男裕太さん(48)、長女賀奈子さん(42)に加え、次男良太さん(45)が千葉県から駆け付け、使えなくなった家具や家電品を協力して運び出している。
 店は1971年創業。地元で捕れたイノシシの肉を使った丼やステーキが名物だ。バイク雑誌で紹介されたことがあり、全国各地からライダーが訪れていた。
 守さん、秀子さん夫婦は避難せず、自宅兼店舗の2階で生活している。秀子さんは「今は支援を待ち、片付けに当たるだけ。また店を開き、皆さんに料理を味わってほしい」と前を向く。(小田島悠介)


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2019年10月25日金曜日


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