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やっと登校 まず掃除 台風被災の福島県立高全て再開

洗浄するため体育館からスチール棚などを運ぶ生徒=24日午前10時30分ごろ、相馬東高

 台風19号による床上浸水で臨時休校が続いていた相馬市の相馬東高(生徒466人)が24日、13日ぶりに再開した。初日は生徒が机や椅子を洗浄する作業に追われた。早ければ来週から授業を行う。これで福島県の県立高は全て休校措置が解けた。
 生徒は午前8時ごろ、増水によって泥の痕が残る通学路を登校。二つある体育館は水に漬かり、物品の収容場所にもなったため全校集会を開けず、各教室でのホームルームとなった。
 1年3組では、柴山奈津美教諭が生徒の被災状況を確認した。「体育館もグラウンドも使用できず不安も大きいが、授業再開に向けて頑張ろう」と励ました。
 自宅の1階が70センチほど浸水したという1年の佐藤佑紀さん(16)は2階で家族と暮らす。「久しぶりに友達に会えて楽しい。部活で野球がしばらくできないのは残念」と話した。
 生徒たちは全員で体育館から黒板やスチール棚などを運び出し、水で洗ってから教室に運んだ。
 同校は近くの宇多川の決壊や小泉川の氾濫で、1階の実習系教室や図書館、音楽室など20室以上が約20センチ床上浸水した。教職員やPTA、生徒有志が泥のかき出し作業を行ってきた。
 台風19号で県立高は29校が休校を余儀なくされた。


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2019年10月25日金曜日


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