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ボランティアもっと参加を 宮城・丸森、角田で依頼に追い付かず

浸水した畳が運び出された住宅で清掃に取り組む災害ボランティア=24日、角田市角田裏町

 台風19号の大雨で甚大な被害を受けた宮城県丸森町などで、災害ボランティアの希望者が早くも減少傾向にあり、被災者の派遣依頼に追い付けない状態となっている。被災者が自宅に戻れば、家財の片付けなどでニーズはさらに高まるとみられ、ボランティアセンターは「このままでは復旧に影響する」と危機感を強める。
 丸森町では受け付け初日の20日が日曜だったこともあり489人を集めたが、翌日は209人、24日は114人にまで落ち込んだ。町の災害対策本部会議でも懸念が示された。
 ボランティア不足で対応できない派遣依頼は、既に約100件に上っている。今後、寸断された道路が復旧するにつれて自宅に戻った被災者から依頼が増えると見込まれる。
 センターは「被災地が国内の広範囲にわたり、希望者が分散している」と分析。「1日300〜400人は必要になる」と訴える。
 町内の被災家屋は流木や建築資材が散乱しており、撤去用の重機を操作したり、運搬車両を持ち込んだりするボランティアも欠かせない。
 隣接する角田市内でもボランティアが減少した。22日は、大阪市の旅行代理店が企画したボランティアバスツアーの参加もあり56人が活動したが、その後は20人台前半にとどまる。
 320棟が床上浸水した同市裏町地区では、住民が家財の運び出しや清掃に追われている。特に大きな負担は、災害ごみ置き場への搬送。同地区の主婦(61)は「ボランティアを依頼したが、順番まで待ってほしいと言われた。車も浸水したので運搬の手段も足りない」と嘆いた。


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2019年10月26日土曜日


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