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有害物質入りドラム缶流出 本宮の工場陳謝、高台に移動対策実らず

ドラム缶などをあらかじめ移動させていた高台と倉庫=26日午前11時30分ごろ、本宮市糠沢のアイシー産業

 台風19号で阿武隈川に有害物質入りのドラム缶などが流出した問題で、流出させた本宮市の溶剤リサイクル会社アイシー産業(本宮市)は26日、河北新報社の取材に「流域の住民に迷惑を掛けた」と陳謝した。
 同社の押山高広マネージャーによると、阿武隈川沿いにある工場が1986年の8.5豪雨で約50センチ浸水した経験を踏まえ、12日は有害物質が入ったドラム缶や一斗缶を高台や倉庫に移動させる対策を取った。中身が空の缶は屋外に積んでいた。
 増水に備えて同日夜、社員3人が宿泊。水位が上昇した阿武隈川に屋外のドラム缶などがのまれ、押野マネージャーは「どうしようもなかった」と話した。
 翌13日、水位の低下を待って状況確認し、福島県県北地方振興局に「ドラム缶が流出した。有害物質が含まれている可能性がある」と連絡した。
 水は倉庫までは届かなかったが、高台の缶も一部流された。缶の数を管理する帳簿などが水に漬かり、流出数は26日現在も把握できていない。
 同社は14日から回収作業を進めている。25日までに見つかった缶に破損などは確認されず、中身の流出はないとみている。今のところ健康被害は報告されていない。


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2019年10月27日日曜日


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