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ILC誘致実現へ 仙台で国際会議開幕 研究者ら意義訴え

ILC実現に向けて、国内外の研究者が知見を共有する国際会議

 岩手、宮城両県境にまたがる北上山地が建設候補地の超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の誘致実現に向けて、国内外の研究者が集う国際会議「LCWS2019」が28日、仙台市青葉区の仙台国際センターで始まった。素粒子物理や加速器科学の研究者ら約400人が、技術や研究開発を議論する。11月1日まで。
 国際研究者組織「リニアコライダー・コラボレーション(LCC)」の主催。
 全体会議で東北大の大野英男総長は「ILCほどの大規模の科学プロジェクトは真に国際的なものでなければ実現できない」と意義を強調した。村井嘉浩宮城県知事は「ILCが誘致されると、地域経済の持続的発展や東日本大震災からの復興、地方創生に大きく寄与する」と期待した。
 企業展示には、加速器関連技術などを持つ約50社・団体が出展。トーキン(白石市)は耐放射線電磁石の技術を紹介した。尾形敢一郎磁気応用グループマネージャーは「事業をアピールでき、他企業の動向も分かる貴重な機会」と話した。
 秋田化学工業(にかほ市)の佐々木夏仁統括部長は「ILC誘致が決まれば、関連部材の表面処理が必要になる。ぜひ参入したい」と商機を見込む。
 国際会議期間中は研究者間の情報交換、研究者と地元高校生らが交流するイベントも行われる予定。


2019年10月29日火曜日


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