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本宮・有害物質入りドラム缶流出 福島知事「災対で把握すべき案件」

 台風19号の増水で本宮市の化学工場から有害物質入りのドラム缶などが阿武隈川に流出した事故で、内堀雅雄福島県知事は28日の定例記者会見で「災害対策本部として把握すべき案件と考える」と述べ、情報を部内にとどめた担当課の対応の誤りを事実上認めた。
 県水・大気環境課は流出元のアイシー産業から14日に最初の報告を受け、16日に一部に有害物質が入っていたことを把握。下流域の水質検査で異常がなかったとして、仙台河川国道事務所が25日に公表するまで県民に周知せず、災害対策本部への報告も27日までずれ込んだ。
 内堀知事は公表の遅れについて「指摘を真摯に受け止める。引き続き、事業者にドラム缶などの捜索と回収を指導する」と語った。
 台風19号で東京電力福島第1原発事故の除染廃棄物を収める大型土のう(フレコンバッグ)が流出した事故に関し「仮置き場と河川の(位置)関係や土砂崩れのリスクなど得られた知見を基に検証し、可能な対策を講じる」と説明した。
 台風対応で県議選(31日告示、11月10日投開票)の実施が困難だとして、いわき市選管が県側に職員派遣などを求めていることについては「市とも丁寧に相談しながら努力する」と述べた。


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2019年10月29日火曜日


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