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宮城・丸森や角田などの広域焼却場 災害ごみ保管限界、無制限受け入れを中止

センターの施設外に置かれた災害ごみ=28日

 台風19号で発生した災害ごみを巡り、丸森など仙南2市7町のごみ焼却を担う仙南クリーンセンター(角田市)は29日、保管量が施設の限界を超えたとして、無制限での受け入れを中止した。センターを運営する仙南地域広域行政事務組合(理事長・滝口茂柴田町長)は処理の迅速化に向け、早期の打開策を国や県に求めている。
 組合によると、30日以降は災害ごみの1日処理量の20トンと同じ量しか受け入れない。2市7町の災害ごみは2万トン以上と推計され、そのうち丸森、角田で約1万6000トンに上るとみられる。センターだけで全量処理するには、3年近くかかる。組合は23日、環境省に2016年に停止した旧角田衛生センターの再稼働などを要望した。
 ただ、旧センターの再稼働には約30億円かかるため、組合関係者は国が費用の大部分を補助しない限り、実現は不可能とみている。仙台市の焼却施設などを活用する広域処理が現実的な方法だ。
 センターの災害ごみ受け入れは13日から始まり、28日現在で約1800トン。施設内保管量の限界値の1000トンを既に超え、施設外の駐車場などに置かれている。
 滝口理事長は「ごみ処理が進まなければ復旧につながらない。国と県は早期に方針を示してほしい」と訴える。


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2019年10月30日水曜日


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