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心身の疲れ癒やして 宮城・大郷の温泉施設が被災住民ら受け入れ

湯船でリラックスした表情を浮かべる親子

 台風19号で大きな被害が出た宮城県大郷町で、町内の被災者や支援ボランティアを対象に、同町東成田の天然温泉施設「夢実(ゆめみ)の国」が入浴支援を行っている。吉田川の決壊で被災した家屋の片付けや避難所暮らしで疲れた住民らが無料で湯船に漬かり、英気を養っている。
 夢実の国は町内唯一の入浴施設。町の要請を受け、14日に入浴支援を始めた。初日は町民全て、15〜27日は被災した町民を自己申告で受け入れた。28日からは被災して風呂に入れない状態の町民を対象にしている。町への支援ボランティアも、受け入れ窓口の町社会福祉協議会と話し合い、15日から無料で受け入れている。
 避難所となっている町内のフラップ大郷21との間で送迎バスを運行する。当初は1日4便、現在は午後6時45分避難所発の1往復で、毎日10人前後が利用するという。
 29日に家族と訪れた同町の病院職員男性(58)は「ほぼ毎日お世話になっている。自宅が被災し、片付けが思うように進まない。入浴でリフレッシュでき、助かる」と笑顔を見せた。
 料金は被災者分を町が、ボランティア分を夢実の国が全額負担。運営するサンケーヘルス「夢実の国」の武蔵一昌ホールサービス課長は「地域密着の会社なので被災者の力になりたい」と話す。町の武藤弘子税務課長は「避難所にシャワーはあるが、やはり違うと思う」と協力に感謝する。


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2019年10月31日木曜日


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