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秋田高の学食10年ぶり復活 同窓会が寄付呼び掛け実現

再開を祝うイベントで食事を楽しみながら語り合う生徒たち

 2009年から休止状態だった秋田高(秋田市)の学生食堂が今年4月、10年ぶりに復活した。同校同窓会の「学食復活プロジェクト」が実を結んだ。約半年がたった29日夕、同窓会が企画した記念イベントが学食であった。
 「学食グランドオープン・レセプション」と題したイベントには卒業生や在校生ら約60人が参加した。
 卒業生でもある米田進秋田県教育長が「学食は友達、先輩、後輩の交流の場。心をつなぐ大事な働きをすると期待している」とお祝いの言葉を述べた。「秋高(しゅうこう)学食あるあるネタ」と銘打ったパフォーマンスなどがあり会場を沸かせた。
 学食は校舎と別棟の研修会館の1階に昭和の時代からあり、同じ場所で再開させた。造りは昭和期とほとんど変わらない。出入り口などには学食復活の大きな4文字に「文武両道のその前に、飯。」のメッセージを添えたポスターが張ってある。
 運営を委託していた業者が撤退したのが09年。以来、生徒らは食堂がない学校生活を送ってきたが、17年春、同窓会の復活プロジェクトが始動。同年7月に生徒、父母、教職員にアンケートを行った。
 約8割が「学食は必要」と回答したことを踏まえ、ウェブページなどで「厨房(ちゅうぼう)改修費や運営費として500万円以上を目標に支援を募ります」と呼び掛けた。
 それぞれに学食の思い出を心に刻む卒業生の反応は良く、久々の復活がすんなりと実現した。10月2日時点の寄付状況は約700人、700万円以上に上る。
 29日のイベントで、生徒会長の2年大関叶(かなう)さん(17)は「先輩も後輩も集い、みんな喜んで食事をしている。ずっと守っていけるよう、僕たちも努力したい」と語った。


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2019年10月31日木曜日


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