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別観測所の水位を基に作業員に退避指示 旧笊川氾濫との関連調査 仙台河川国道事務所

 仙台河川国道事務所は31日、台風19号に伴う豪雨があった10月12日深夜、名取川と旧笊川(ざるがわ)を仕切る笊川樋門(仙台市太白区)の操作員を誤った判断基準に基づいて退避させていたと発表した。退避時もゲートを開けたままにした。旧笊川の氾濫との関連性を調べる。
 同事務所によると、操作要領では樋門の水位で退避を判断すると定めているが、上流にある別の観測所の水位で退避を指示した。退避する際にゲートを閉め切ることが規定されているが、操作しなかった。ゲートは遠隔操作で閉めた。
 13日未明に現地に出向いた職員が名取川の水位が低下傾向にあり、旧笊川側が高いと判断。非常用発電機を使ってゲートを開け、排水を始めた。この時点で旧笊川の水位は名取川より50センチ高かったという。
 事務所は樋門操作の遅れと浸水の因果関係を調べ、年内をめどに住民説明会を開く予定。奥田秀樹所長は取材に「誤った指示をしたことは申し訳ない。再発防止に努める」と話した。


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2019年11月01日金曜日


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