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復旧支える力に 学生ボランティア仙台圏から続々

泥かきのボランティアをする東北福祉大硬式野球部の部員たち=10月30日、宮城県丸森町

 仙台圏の大学生が宮城県内の台風19号の被災地を訪れ、ボランティアとして汗を流している。被災地では泥かきや片付けを担う人手が依然不足し、若い学生たちの存在が復旧を支える貴重な力になっている。
 東北福祉大は全学生にボランティアへの参加を呼び掛け、10月末までに約170人が登録した。これまでに教職員も含め80人以上が角田市や宮城県大郷町などで活動した。
 10月30日には、硬式野球部の部員14人が宮城県丸森町飯泉で、住宅街の道路にたまった泥を片付けた。
 部員で総合マネジメント学部3年の阪井康太さん(21)は「泥をかき分けて出てくる水が、マスクをしていても強烈に臭う。現地に来なければ、被害の大きさが分からなかった」と被災地の現状を実感した様子。
 近くに住む会社員伏見清子さん(55)は「車も通れるようになり、助かります」と感謝した。
 ボランティア支援課の鶉(うずら)橋徹課長(61)は「災害で地域にどんな影響が及ぶのか、学生たちが体験する意義は大きい」と話し、継続して派遣する考えだ。
 東北学院大は東日本大震災後に発足した災害ボランティアステーションが中心となり、大崎市鹿島台、丸森町などに50人以上を派遣した。
 全国140大学からなる「大学間連携災害ボランティアネットワーク」の幹事校として、他大学と情報を共有。立命館大や神戸学院大などから活動希望が寄せられ、全国の学生ボランティアの窓口になっている。
 ステーションの職員スタッフ其田雅美さん(39)は「震災と同様、コミュニティー再生など中長期的な支援が必要になる。長いスパンで活動したい」と語る。


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2019年11月01日金曜日


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