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大熊町長選が告示 無所属2新人が届け出、避難指示一部解除後初 復興巡る舌戦スタート

◎鈴木氏・全町除染で帰還推進/吉田氏・町民のため施策展開

 任期満了に伴う福島県大熊町長選は31日告示され、ともに無所属新人の元町議会議長鈴木光一氏(64)、元副町長吉田淳氏(63)が立候補を届け出た。東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が4月に一部で解除されて初の町長選で、復興まちづくりを巡る舌戦が始まった。投票は11月10日で即日開票される。
 両氏は避難指示が解除された大川原地区にそれぞれ設けた事務所前で、支持者を前に第一声を上げた。
 鈴木氏は「町全体を除染し、帰ることができる環境をつくる。特定復興再生拠点のJR大野駅前を開発し、産業と就労の場をつくりたい」と強調した。
 吉田氏は「復興のスタートラインに立った。町に戻りたい人、戻らない人、新たに町民になる人のそれぞれに良かったと言われる施策を展開する」と訴えた。
 1万人以上のほとんどの町民が県内外で避難を続ける中での選挙戦。初日は鈴木氏が会津若松市、吉田氏は町内で支持を訴えた。町民の避難先が台風19号で被災した状況に配慮し、選挙カーからの連呼を控えるなどした。
 大熊町議選(定数12)も同日告示され、13人が立候補を届け出た。投開票は町長選と同じ10日。10月30日現在の有権者は8477人。

◇福島県大熊町長選立候補者
 鈴木 光一(64)元町議長  無新
 吉田  淳(63)元副町長  無新


2019年11月01日金曜日


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