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「ぷりずむ」事業停止 青森・タウン誌発行

10月発売のあおもり草子、通巻261号

 帝国データバンク青森支店は1日までに、青森市の出版・広告・デザイン会社「企画集団ぷりずむ」(杉山陸子(みちこ)代表取締役)が自己破産申請の準備に入ったと発表した。事業停止は10月29日付で、負債額は約8300万円。長年、青森の文化、風俗を県内外に発信する役割を担ってきた。
 ぷりずむは1979年設立で、タウン誌「あおもり草子(そうし)」を創刊。「ゆきのまち通信」(89年〜2018年)のほか、「あおもり飲食銘鑑」など地域に密着した出版物を手掛けた。
 直木賞作家の長部日出雄さんの寄稿や伊奈かっぺいさんらの対談、寺山修司特集など、青森ならではの話題を発掘。北海道や東北、北陸などに住む延べ100人を超す「ゆきのまち通信員」と呼ばれるネットワークを広げ、情報を収集した。
 雪をテーマにした小説や物語が対象の「ゆきのまち幻想文学賞」も主宰。29回目を迎えた今春の同賞には、45都道府県と海外から769編の応募があった。
 発表によると、ぷりずむはピーク時の06年9月期には売上高約9500万円を計上したが、近年の書籍販売の低迷と出版市場の縮小で売り上げが減少。直近の18年9月期の売り上げは約4300万円まで落ち込み、赤字が続いていた。


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2019年11月02日土曜日


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