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東北3県 10月記録的な降水量 宮城・丸森 平年の5.4倍

 台風19号で被災した岩手、宮城、福島3県にある気象庁の計118の雨量観測地点のうち30地点で、10月の降水量が観測史上最多の月間降水量を記録したことが1日、分かった。12〜13日の台風による豪雨に加え、25日の低気圧の影響による大雨も総降水量を増大させた。

 仙台管区気象台などによると、10月に記録的雨量を観測した主な地点はグラフの通り。
 最も雨量が多かったのは宮城県丸森町筆甫で、10月の平年値の5.4倍となり、年平均降水量(2010年までの30年間の平均値)に占める割合は6割以上となった。10月12日は1日の最大雨量(558ミリ)も観測記録を更新した。
 宮城の28の観測地点中、筆甫を含めて仙台、大衡、石巻市雄勝、岩沼、白石など14地点で最多の月間降水量を記録した。
 福島では12日の台風による豪雨に加え、25日の大雨も影響し、40の観測地点のうち10地点で観測史上最多となった。相馬、南相馬市原町、いわき市平など浜通り地方を中心に記録を更新した。
 岩手も沿岸部を中心に記録的雨量を観測。宮古では1カ月間で年平均降水量の5割を超える雨が降るなど、50の観測地点のうち6地点で最多となった。
 仙台管区気象台の池田友紀子予報官は「偏西風が平年より日本の北側で吹いた影響で、台風19号は動きが遅くなり、雨量の多さにつながった」と説明。東北6県の10月の平均気温は平年を1.8度上回っており、「気温が高くなるほど空気中の水蒸気量は多くなり、雨量も増える」と指摘した。


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2019年11月02日土曜日


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