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避難所でも勉強集中 宮城・大郷町教委が学習スペース設置 受験控えた中学生ら利用

学習スペースでボランティアと勉強する大郷中の中学生=10月30日

 台風19号で大きな被害に遭った宮城県大郷町で、町教委が避難所に学習スペースを設けている。避難中の子どもたちが安心して勉強に集中できる環境を確保するのが目的。高校受験を控えた中学生らが利用し、町外から教員ボランティアも訪れ、避難所での学びを支える。
 町はスポーツ施設「フラップ大郷21」に避難所を開設。町教委は10月23日、2階の観覧エリアに机といす、電気スタンド4台を用意して仕切りを付け、急ごしらえの学習スペースにした。
 多くの被災者は1階で寝泊まりしており、物音や人目は気にならない。朝晩が冷え込む季節になったが、空調の暖気は2階に上昇するため、電気スタンドをつければ夜でも勉強ができる。
 町外の中学校の校長からボランティアの申し出があり、学習支援も28日にスタート。月、水、金曜日を基本に午後6時から40分間、実施している。10月30日には中学生がマンツーマンで数学の解き方などを教わっていた。
 毎日利用し、深夜まで勉強する日もある大郷中3年の高橋晴哉さん(15)は「公立高の入試制度が前期・後期選抜から一発勝負に変更されたので、頑張りたい。他校の先生に教わるのも緊張感があり、新鮮だ」と語った。
 鹿野毅教育長は「学習に対する生徒や保護者の不安を少しでも薄められたらいい」と話している。


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2019年11月03日日曜日


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