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震災の恩返し 再起の苗贈る JA亘理青年部、宮城・角田のイチゴ農家応援

JAみやぎ亘理から届けられたイチゴの苗

 台風19号で被災した宮城県角田市のイチゴ農家を応援しようと、JAみやぎ亘理青年部(亘理町)が10月31日、イチゴの苗約5000本を届けた。東日本大震災で受けた支援に恩返ししたいと申し出た。隣町の農家同士が連携し、困難を乗り越えようとしている。
 亘理青年部の部員ら3人が「とちおとめ」の苗を角田市のJAみやぎ仙南角田集荷センターに運んだ。浸水で苗が根腐れするなどした農家5人が受け取った。
 8年前の震災で、JAみやぎ仙南角田地区青年部のメンバーは亘理、山元両町のイチゴ農家を支援した。津波の被害を受けたハウスから泥を出し、苗を提供した。
 台風19号では亘理青年部が手を差し伸べた。延べ約70人が10月29日から3日間、現地入りし、壊れたハウスの撤去や泥出しに汗を流した。
 亘理青年部部長の南條篤司さん(47)は「同じイチゴ農家として今回は私たちが支える番。立ち直ってほしい」と励ました。
 角田地区青年部部長の佐藤雅和さん(38)はハウス6棟が2日間、最大1.5メートル浸水し、暖房機などの機器も壊れた。「自分たちだけで前に進むのは難しい。飛び上がるくらいうれしい」と感謝した。
 市によると、イチゴの被害額は約4000万円。ハウスの損壊や苗の冠水などの被害が出ている。


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2019年11月03日日曜日


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