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宮城・丸森で斎理屋敷や舟下り復活 「町も復興を」観光客エール

発着所で屋形船を準備する船頭ら=3日、宮城県丸森町下滝
再開にこぎ着け、観光客が早速訪れた斎理屋敷=3日、丸森町町西

 宮城県丸森町で3日、台風19号豪雨の影響で休止していた豪商の旧邸宅「斎理屋敷」や屋形船による阿武隈川舟下りが営業を再開した。観光客が訪れ、施設の担当者は「日常を取り戻す弾みにしたい」と意気込んだ。
 3連休の中日となったこの日、町中心部の斎理屋敷には県内外から約70人が足を運んだ。係員に被災状況を聞きながら、舟運で栄えた当時をうかがわせる建物や展示品に見入った。4日まで無料開放され、喫茶室も6日から利用できる。
 斎理屋敷は建物や展示品に被害がなかったものの、敷地内に軽トラック約50台分の泥が流入した。10月末に断水が解消し、再開準備を進めていた。
 舟下りは航路を確認し、屋形船6隻のうち使用可能な2隻で再開した。丸森橋近くが発着となる8キロの周遊コースの川岸には、豪雨の爪痕が残る。船内で芋煮を楽しめる恒例の「芋煮舟」も3日前までに予約すれば楽しめるという。
 さいたま市の会社員前川政則さん(63)は斎理屋敷と舟下りを楽しんだ。「素晴らしい展示で、被災状況も知ることができた。早く町全体が復活してほしい」と話した。
 両施設を運営する町観光物産振興公社の佐藤勝栄理事長(75)は「町はまだまだ大変な状況だが、観光客が来れば活気づく」と期待した。
 町内の国民宿舎「あぶくま荘」も営業を再開し、日帰り入浴は4日まで無料。不動尊公園キャンプ場は再開の見通しが立っていない。


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2019年11月04日月曜日


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