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応急の橋、希望つなぐ 矢祭・高地原地区3週間ぶりに孤立解消

開通した応急の橋=3日午後0時40分ごろ、福島県矢祭町

 台風19号に伴う久慈川の増水によって橋が崩落した福島県矢祭町高地原地区に応急の橋が完成し、3日開通した。11世帯28人が暮らす地区の孤立状態は約3週間ぶりに解消された。
 応急の橋は幅約5メートル、長さ約60メートルの工事現場用。久慈川沿いの国道118号と地区の農道を結ぶ取り付け道路も含め2日に完成した。使用は原則として地区住民ら関係者に限られ、初日は住民が車で往来するなどした。
 応急の橋は当初、住民が対岸に渡る手段として使った鉄橋を走るJR水郡線の運行再開(1日)前に完成する予定だった。川の水量が減らず、工事が遅れていた。町は、水郡線再開後も時間限定で鉄橋を歩けるようJR東日本と交渉し「完全孤立」の回避に努めた。
 町は、3年を要する本設を前に仮設の橋の整備に着手する。地区の会社員石井耕民さん(68)は「車を借りて対岸に置き、鉄橋を渡っていたが、自家用車で地区の外に出ることができてありがたい。また増水したら応急の橋は使えなくなるので、本格復旧を急いでほしい」と話した。


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2019年11月04日月曜日


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