福島のニュース

浸水乗り越え安らぎ再び いわき・白水阿弥陀堂でライトアップ

色づき始めた木々とともに闇に浮かぶ白水阿弥陀堂=2日午後7時30分ごろ、福島県いわき市内郷

 福島県いわき市内郷の国宝「白水阿弥陀堂」でライトアップが2日に始まり、色づき始めた紅葉やイチョウとともに本堂が闇に浮かび上がった。10月25日の大雨で境内も浸水したが予定通り実施した。10日まで。
 発光ダイオードの照明が樹木や本堂を照らし、境内の池に赤や黄など多様な色を映し出す。家族4人で訪れた市内のギフト用品販売業稲沢健さん(36)は「幻想的な雰囲気。災害続きの中、安らぎを感じる」と話した。
 阿弥陀堂を保有する願成寺や市などによると、大雨で池が増水してあふれ、阿弥陀堂の基礎部分や境内が浸水した。近くの新川が氾濫し、水が流れ込んだとみられる。台風で堤防の一部が損壊していた。
 ライトアップは東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で落ち込んだ観光客を呼び戻そうと寺が市の協力で企画した。赤土隆行住職(69)は「多くの人に福島に来てもらい、力を与えてほしい」と話す。
 夜間拝観は午後5時半〜8時半。


関連ページ: 福島 文化・暮らし

2019年11月04日月曜日


先頭に戻る