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津波防災の日 仙台・沿岸48カ所で避難訓練「少しでも高く」

津波避難タワーを駆け上がる訓練の参加者たち=5日午前9時ごろ、仙台市宮城野区蒲生

 東日本大震災の教訓を生かす「津波防災の日」の5日、仙台市は浸水被害が想定される沿岸部の48カ所で、一斉に津波避難訓練を実施した。住民は震災当時の甚大な被害などを思い出しながら、最寄りの津波避難タワーや指定避難所の小中学校を歩いて目指した。
 訓練は午前8時45分、三陸沖を震源とする震度6強の地震があり、3分後に大津波警報が発表され、仙台港に7メートルの津波が到達したとの想定で行われた。
 宮城野区蒲生の南蒲生津波避難タワーには高齢者や小中学生ら約100人が次々と集まり、高さ約10メートルのタワー屋上で待避した。屋内スペースでは中学生がパイプ椅子を並べ、高齢者たちを案内した。
 岡田小4年の浅野透利(とり)君(10)は「普段から家族で避難場所を話していたのですぐ避難できた。津波警報が出たら、少しでも高い場所を目指す」と語った。
 市減災推進課の高橋宗弘課長は「日ごろから避難場所や避難経路、非常時の持ち出し品を確認しておいてほしい」と呼び掛けた。
 津波防災の日は2011年の津波対策推進法施行で制定された。仙台市は16年以降、毎年この日に津波避難訓練を実施している。


2019年11月05日火曜日


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