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仙台市が丸森のごみ、きょうから受け入れ 年度内3000トン処理

 仙台市は5日、台風19号で被災した宮城県丸森町の災害ごみを一部受け入れると表明した。郡和子市長が定例記者会見で明らかにした。6日から青葉区のごみ焼却施設「葛岡工場」への搬入を開始し、年度内に3000トン程度を処分する。
 水害で発生した家屋のがれき、布団や家具など「住民の生活環境に影響が大きい災害ごみ」(市環境局)を優先的に処理する。仙台までの運搬は国や県の支援を得て同町が責任を持つ。
 市は5日、職員3人を同町に派遣。災害ごみの量や種類、分別の状況を確認し、6日から受け入れ可能と判断した。初日は町民グラウンドの仮置き場と葛岡工場を4トントラックが2往復し、ごみを運び入れる。
 市によると、1日に県に対し、県内の災害ごみの量を把握し、広域処理の方針を決めるよう申し入れ、市に受け入れ準備があると伝えた。同日夜、環境省と県から正式に受け入れの要請があったという。
 市は台風被害により市内で発生し、年度内に処理すべき災害ごみ、道路や水路に漂着した稲わらが計2500トンあると推計。これらを処分した上で、3000トンを受け入れる余力があると判断した。
 市は東日本大震災でがれきを広域処理し、2015年の関東・東北豪雨でも宮城県大和町の災害ごみ873トンを受け入れた。郡市長は定例記者会見で「台風19号の被災地の厳しい状況を考えると、できる限りの協力をすべきだ。これまでの経験を生かし、復旧に寄与したい」と語った。
 丸森町によると、町内の災害ごみは約1万9000トンに上るとみられる。仙台市での一部処理が決まり、保科郷雄町長は記者会見で「大変うれしい。地域では目いっぱい処理しており、協力はありがたい」と感謝した。
 山形県、むつ、相馬両市も広域処理に協力する方針を示している。


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2019年11月06日水曜日


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