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アイリスオーヤマ、テレビに本格参入 今月から新商品投入へ

家電量販店向けの位置付けで10月に追加した液晶テレビの2モデル

 アイリスオーヤマは今月、テレビ事業に本格参入する。10月には、昨年からホームセンター向けにテスト販売する独自ブランド「LUCA(ルカ)」シリーズに、家電量販店向けに画質と音質を向上させた2モデルを追加。消費者の反応を見極め、本格参入への準備を加速させる。
 10月に投入したのは、従来よりフレームが薄く画面がワイドな「ベゼルレスモデル」4機種(43〜65型)と、音質を重視して画面下にスピーカーを搭載した「フロントスピーカーモデル」3機種(43〜55型)。いずれも高精細の4K放送に対応させた(4K放送受信には別売りのチューナーが必要)。
 参考価格は、両モデルの43型がともに税抜き7万9800円。最も大きいベゼルレスモデルの65型が同15万8000円。全国の家電量販店やホームセンターで取り扱い、初年度で計10万台の出荷を目指す。
 同社は昨年11月、4K対応を含むルカシリーズ7機種をテスト発売。ホームセンター中心のテストマーケティングだが、今年9月までで計画の5倍の売り上げを記録したという。
 本格参入直前での追加発売は「販売シェアの高い家電量販店での売り方を研究する」(同社担当者)のが狙い。商品の打ち出し方や他社との差別化といった販促手法を検討し、今月の本格参入時には、同社が「なるほど家電」と呼ぶ独自機能を搭載した新商品で臨む。
 同社は2009年、発光ダイオード(LED)照明を発売して家電事業に参入した。炊飯器や掃除機といった「白物」の小型家電に加え、エアコン、ドラム式洗濯機という大型家電も展開。冷蔵庫はテスト販売に取り組んでいる。
 18年のグループ売上高は約4750億円。アイリス単体では、LED照明を含む家電事業の売上高が52%を占める。22年のグループ売上高1兆円の目標達成へ、音響・映像向けといった「黒物」のテレビ事業にも注力する方針を掲げる。
 家電事業部の石垣達也統括事業部長は「大型家電ではエアコンとドラム式洗濯機に加え、液晶テレビを家電事業の新たな柱にする。本格参入までに商品を作り込み、世の中に広めたい」と意気込む。


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2019年11月06日水曜日


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