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重度障害の在宅社員 仙台で交流深め孤独感軽減

クイズ大会で東北で働く同僚たちと親睦を深める室橋さん(中央)ら

 人材派遣サービス業のスタッフサービス・ホールディングス(東京)の特例子会社、スタッフサービス・ビジネスサポート(相模原市)は、東北で雇用する重度障害のある在宅社員向けの合同ミーティングを仙台市青葉区で開いた。普段、直接には顔を合わせない仲間と交流を深め、在宅勤務の課題とされる孤独感の軽減を図った。
 同社は2016年から通勤が困難な重度障害者を在宅就労で採用し、現在は東北6県で54人が働く。年に1度の合同ミーティングは先月上旬にあり、47人が参加。6人程度のグループに分かれ、クイズ大会で親睦を深めた。
 7月に入社した登米市の室橋耕一さん(21)は「実際に集まると、東北にこれだけの仲間がいることに驚いた」「仕事にも慣れてきたので、今後は休日に積極的に出掛けたい」などと前向きに語った。
 在宅の仕事は、グループ企業から受託した給与計算、名刺管理といった事務業務。原則6時間の就業時間内で、通院や生活介助の時間を自由に確保できる。
 仕事には5〜10人のチームで取り組み、ウェブ会議システムを使って1日3回のミーティングを開く。就労1年後の定着率は96.5%と高く、東北6県ではほぼ100%という。
 同社の亀井宏之社長(62)は「生活に合わせた柔軟な働き方が定着率の高さにつながる。東北では積雪が重度障害者の就労の妨げになるが、在宅勤務が普及すれば解決できる」と話す。


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2019年11月06日水曜日


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