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福島市出身の若隆景 相撲一家の末っ子が新入幕

荒汐部屋の(左から)若隆元、若隆景、若元春=10月28日、福岡県須恵町

 大相撲九州場所(10日初日・福岡国際センター)で新入幕の若隆景(福島市出身)は182センチ、125キロの軽量ながら、スピード感あふれる攻撃が持ち味だ。東洋大から2017年春場所に三段目最下位格付け出しで初土俵。24歳の技巧派は伸び盛りで「ここまで早く上がると思わなかった。勝ち越したい」と目を輝かせた。
 祖父は足取りで戦後の土俵を沸かせた元小結若葉山。父も元幕下力士で、幕下若隆元、十両若元春と兄2人も同じ荒汐部屋に所属する。相撲一家で育った末っ子は、福島県出身で戦後7人目の新入幕力士となった。
 西十両3枚目の先場所は2勝6敗から7連勝。3兄弟の出世競争を大きくリードし「僕は三男だからプレッシャーになることはない」と勝ち気な性格が頼もしい。「上を見て稽古をしていくだけ」と次は祖父に並ぶ新三役昇進を目標に掲げ、場所前は出稽古で横綱白鵬の胸を借りた。
 故郷は10月の台風19号で甚大な被害に見舞われた。自身は学法福島高時代の11年に東日本大震災を経験し、思いが募る。
 「巡業で福島に行けば、こんなに応援してくれる人がいるのかと思うほど声援をいただく。自分ができることは一生懸命相撲を取って活躍すること。元気と勇気を与えたい」と意気込む。福島県産の桃が好物の新鋭は、一年納めの勝負に全力をささげる。


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2019年11月06日水曜日


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