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台風被害の障害児施設、再開に笑顔 町中心部へ仮移転 宮城・大郷

再開を待ちわびた子どもたちでにぎわう「めるくまーる粕川みらい」=7日午後4時15分ごろ、宮城県大郷町

 台風19号で甚大な被害を受けた宮城県大郷町の障害児向け放課後等デイサービス施設「めるくまーる粕川みらい」が7日、町中心部にある町文化会館に仮移転し、事業を再開した。
 午後2時半から、町内外の児童生徒17人が同館2階の研修室に次々と集まった。「お帰り。元気にしてた?」。運営する一般社団法人「めるくまーる」代表理事の児玉幸司さん(49)ら職員が笑顔で出迎え、久々の再会を喜び合った。
 児童らは宿題を済ませると早速、自由に遊び始めた。大郷小3年千葉修斗君(8)は「早くみんなに会いたいなと思っていた。前より狭くなったけど、新しいおもちゃで遊べるから大丈夫」と話した。
 代替施設や送迎車の確保に尽力した児玉さんは「比較的早く再開できたが、利用者や家族には長く待たせた。子どもたちの変わらない元気な姿を見て、ほっとした」としみじみと語った。
 被災前は、閉校した旧粕川小校舎で運営していた。台風19号の大雨ですぐ近くの吉田川の堤防が決壊し、旧校舎は約1.7メートル浸水した。旧校舎がある中粕川地区では集団移転案も浮上しており、現時点で再活用の見通しは立っていない。


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2019年11月08日金曜日


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