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六ヶ所・民有地に模擬弾落下 米軍が破片の一部回収

重機で模擬弾の回収を進める米軍関係者

 米軍三沢基地(青森県三沢市)所属のF16戦闘機が青森県六ケ所村の民有地に模擬弾を落下させた問題で、米軍は8日、落下地点付近で模擬弾の捜索を始めた。渡辺孝一防衛政務官は同日、村を訪れて戸田衛村長に陳謝し、米軍に厳重抗議することを伝えた。
 落下地点は同村倉内の内沼のほとりで、小中学校から北西に約1キロの草むら。数メートル四方で土がむき出しになっている。
 8日午前10時ごろから、米兵約20人がスコップや金属探知機を使って作業を始めた。大小のパワーショベルで幅数メートル、深さ2メートルまで掘り進め、破片の一部を回収した。作業は夜も続いた。
 米ロッキード・マーティン社のホームページによると、F16戦闘機は最速2400キロ(マッハ2)。爆発性がなくとも重さ約二百数十キロの模擬弾が飛行中に落下した場合、衝撃で粉々に砕けることも予想され、全量回収は難航しそうだ。
 三沢基地のクリストファー・W・ストルービ司令官は現場で取材に応じ「落下物を回収し、元通りの状況に回復するまで尽力する」と語った。渡辺政務官は村役場で「住民が危惧する大きな問題だ。米軍にしっかり検証した報告を求める」と話した。
 戸田村長は「近隣に小中学校などがあり、住民の不安を増幅させる。再発防止を求める」と述べた。


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2019年11月09日土曜日


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