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丸森復興へアクセル 石巻の団体が車貸し出し開始

運転席で車両の説明を受ける被災者

 宮城県石巻市の一般社団法人「日本カーシェアリング協会」が9日、台風19号豪雨で被災した同県丸森町で、被災者や復興支援団体を対象に車の無料レンタルを始めた。利用者の負担は燃料代のみという。
 町中心部の災害ボランティアセンターに設けられた窓口には早速被災者が訪れた。初日は軽乗用車5台が貸し出された。
 飲食店の再開を12日に控えた小山敏明さん(62)は「仙台まで食材を仕入れに行かなければならないが、車が水没して困っていた。再開に向け一歩踏み出せる」と笑顔で話した。
 貸出期間は原則1カ月。来年1月末まで更新できる。軽乗用車の他に軽トラックなどもある。
 協会は台風19号豪雨を受け、10月下旬に石巻市でレンタルを始めた。近く角田市にも拠点を開設する予定。県内で計150台の貸し出しを見込むが約90台足りず、中古車両の無償提供を呼び掛けている。運営スタッフとボランティアも募集している。
 吉沢武彦代表理事は「被災者が笑顔になってうれしいが、まだまだ車も人手も足りない。ぜひ協力してほしい」と呼び掛けた。
 協会は東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨、台風15号の被災地などでも活動している。
 連絡先は協会080(9631)5286。


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2019年11月10日日曜日


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